青い星のかたすみで夢をみる

のぶえばあちゃんの戦争



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あの日の空も、こんな青空だったのだろうか・・・





私が結婚して、間もなくしてね
夫に赤紙が届いたんだよ・・・
あの頃はねぇ、 お国の為にといって送り出してたけど
私は悲しくて悲しくてね・・
戦争なんかなければいいのにと心から思ったよ。

あの人のうしろ姿を見送りながら、泣けて仕方なかった。
もう二度と会えないようで、本当に辛かったぁ


戦地に出した手紙の返事が来なくなって・・
そうして、しばらくした時
日本から離れた遠い国で、あの人が死んだという知らせが届いたんだよ。

本当に、短い結婚生活だったぁ・・
あの人は、優しくてハンサムでね
( そう言いながら、のぶえばあちゃんの ちょっとはにかんだ目に うっすら涙が見えた)




のぶえばちゃんは、そんなことを遠くの空を見つめながら淡々と話してくれた。
きっと、その目には部屋の壁に飾られた
軍服を着た 凛々しい若いままの夫の姿が映っているのだろうか・・・



そのあと、のぶえばあちゃんは
女の子を産んで小さな漁村で育ててたこと。
ある日、高熱を出してその子は亡くなってしまったということ。
そして、ずっと亡くなったご主人の姓のままで、今までいること。


私は、大正11年生まれよ。
もう、94歳になりました。 随分年を取ったねぇ。
いろいろなことがあったねぇー


のぶえばあちゃんは、海が見える丘の上にある
小さな港町で、今も一人で暮らしている。
編み物が大好きで、世話好きで、話好き。
曲がったことは大嫌い!



のぶえばあちゃん
大切な話をありがとうございました。
まだまだ長生きして下さいね。^^




平和な世界がいつか来るのでしょうか・・・
日本はずっと、平和な国でいられるのでしょうか。

心から 心から 平和を願います。


 8月15日  71回目の終戦記念日に。











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by yume_jin | 2016-08-15 00:00 | 空のキオク